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上唇小帯の切除について

アメリカでも舌小帯と一緒に上唇小帯切除を勧めているサイトがあります。

これは赤ちゃんが哺乳の際に上唇と下唇で乳房にぴったりくっついて口の中を“真空状態”にして母乳を飲んでいると言われているからです。

ティートカップと呼ばれる搾乳ユニットを付け、真空ポンプで作られた真空圧(陰 圧)と大気圧を交互に利用して、乳房内に溜っている乳を吸引することで搾乳します。

赤ちゃんはこれに乳首を舌で引っ張り込んで、舌の蠕動運動でも行っているようです。

その際に上唇小帯が邪魔して真空状態にできないという理由で上唇小帯は切るようです。

しかし、上唇小帯は柔らかく哺乳の際には邪魔になりません。

上唇小帯の一番の問題は永久歯に生えかわった時に“すきっぱ”になることです。

これは上唇小帯は唇側だけでなく、口蓋側にまで入り込んでいるためです。

ですから“すきっぱ”正中離開は永久歯に生えかわる6歳前後に左右の中切歯が生えてきてすぐに切ることが大事です。

実は、2~3歳ぐらいに幼児は転んで前歯付近をぶつけて、上唇小帯が切れることがあります。

しかし、口蓋側に入った上唇小帯は撤去しない限り無くなりません。

上唇小帯の手術で絶対に騙されていけないのは、『舌癒着症』の手術でセットで行われる『口腔前庭拡大術』です。

最初は上唇小帯の付着異常が原因と説明を受けますが、『上唇小帯形成術」ではないのです。

口腔前庭というのは、下顎なら歯の下の歯肉の一番深い部分、上顎なら歯の上の歯肉の一番鼻に近い部分です。

口腔前庭拡大術はレーザーで左右の犬歯の上顎の歯肉と上唇の移行部に6cm程切開して鼻の穴に向かってレーザーで鼻中隔下制筋と言う筋肉をズタズタに切ってしまうものです。

およそ手術と呼べるものではありません。

この鼻中隔下制筋というのは、鼻を下に引っ張る筋肉です。

それが切断されれば、鼻は上を向き変形します。

舌癒着症を作った耳鼻咽喉科医の持論です。

舌癒着症の手術を受けると言うことは、もれなく口腔前庭拡大術・扁桃腺摘出・アデノイド除去手術が付いています。

舌癒着症の手術だけと言うわけにはいきません。

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