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舌小帯短縮症と舌癒着症はまったくの別物で、舌癒着症なんてありません

舌小帯短縮症と舌癒着症が同じものと勘違いしている方が多いです。

舌小帯短縮症は舌小帯が短い病気で厚生労働省で認められているものです。

だから保険診療でできます。

舌小帯を切ったらどういう効果があるのかと言いますと、「舌が動きやすくなる」だけです。

それに伴った哺乳障害、構音障害、滑舌、アレルギー、アトピー、睡眠時無呼吸症は切ったから治るものではありません。

切った後のトレーニングが必要なものばかりです。

 

一方、舌癒着症は「舌小帯が短いのは問題でなく、呼吸の問題。」で喉の奥の喉頭が舌と下顎が癒着しているため前方に引っ張られて段差ができているので呼吸が苦しい病気だそうです。

そのために舌の筋肉を切って喉頭を元の位置に戻すんだそうです。

ついでに、鼻の通りをよくするそうで、鼻の穴を大きくしてくれるそうです。

これは舌を切るのとセット手術なので舌癒着症の手術だけと言うわけにはいかないそうです。

実は、喉頭は嚥下の際に必ず上前方に移動して、「喉頭蓋」という気道と食道の切り替えポイントを調整しているのです。

喉頭が上前方に移動すると喉頭蓋は気道を塞いで誤嚥しないようになっています。

その間、0.5秒で元に戻ります。

これを繰り返してみなさんは食事をしています。

嚥下の際にのどぼとけが動くのはその運動をしているからです。

耳鼻咽喉科の医者なら誰でも知っていることを、舌癒着症と称して手術しているのってどうなんでしょう?

 

舌小帯が短ければ「舌小帯異常」と言う病名で「舌小帯形成術」という手術名で保険診療できます。

確定診断は「舌小帯が短い」という視診だけです。

 

舌小帯が短いのを舌癒着症と間違えて舌癒着症のクリニックに電話すると、一般外来で急に来ても診てもらえないそうです。

それは集団説明会の日にしか診てもらえません。

集団説明会の前に診察がありますが、問診票をまず書きます。

問診票の内容は、主訴、既往歴、現症、家族歴が普通ですが、舌癒着症の問診票は舌癒着症の症状とされるものばかりです。

通常は主訴:舌小帯が短いかもしれないので哺乳障害、滑舌が悪いなど。

でも舌癒着症の症状って、症状ではないですよね。

肩こり、冷え性、顎関節症、開口障害、睡眠時無呼吸症、いびき、発音障害、呼吸困難などですが、それぞれ原因がありますよね。

肩こりは筋肉に乳酸がたまったり、血行不良

顎関節症は噛み合わせ、歯ぎしりなど

開口障害は顎関節症の症状

いびきや睡眠時無呼吸症もちゃんとした治療方法がある。

呼吸困難は呼吸器が問題の場合。

気道内異物(もちをのどにつまらせたなど)
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・ぜんそく
・肺炎
・胸膜炎(肺の表面をおおう胸膜の炎症)

一方で、循環器を原因とする呼吸困難の代表例としては以下のようなものがあげられます。

・心不全
・弁膜症(心臓の弁に異常がある病気)
・先天性心疾患
・虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など)

舌癒着症の症状とされるものはこのように原因は様々で、不定愁訴でもなければ別々の病気です。

だから舌癒着症の症状と言うのは実はウソなんです。

では、症状が何個あったら舌癒着症なんでしょう?1つでもそうかも。

舌小帯短縮症ならば:舌小帯の長さが短いという視診だけ。

舌癒着症は:舌小帯の長さと付着位置で分類する視診だけ。

まったく同じなんです。

舌癒着症の喉頭・喉頭蓋が上前方に偏位しているのは舌小帯の長さでは分からないので。

喉頭・喉頭蓋が上前方に移動しているなんてありえないのです。

なぜなら、人は嚥下(食べ物、飲み物を飲み込む)時に、喉頭が上前方に移動して、喉頭蓋(気道と食道の切り替えポイントのような蓋)が気道を塞いで食道に食べ物や飲み物が入る仕組みになっています。

食道にものが入ると0.5秒で喉頭は下後方に下がり、気道を覆っていた喉頭蓋が上にもどり気道が空き呼吸できるようになっています。

のどぼとけが動いているのは喉頭を上前方に押し上げているからです。

嚥下はこの繰り返しのため喉頭は常に動いています。

これを内視鏡で診ても、この内視鏡は嚥下運動がスムーズにできているのか診るだけのもので、上前方に喉頭が動くのは分かりません。

というか、舌癒着症の言う喉頭が上前方に偏位というより、喉頭が常時上前方に移動して嚥下しているだけの話です。

喉頭は止まっているわけではないのです。

嚥下して喉頭が上前方に移動して喉頭蓋が気道を蓋をして、食道にものが入り、もう次の瞬間には呼吸するために喉頭が下後方に移動して気道を塞いでいる喉頭蓋が上に上がり、食道は塞がる。

この繰り返しを喉頭と喉頭蓋は行っています。

だから舌癒着症の喉頭・喉頭蓋偏位症なんていうのは存在しません。

正常な嚥下運動の一部を取り上げているだけです。

それに舌のオトガイ舌筋と喉頭は繋がっておらず、オトガイ舌筋を切っても何の効果もありあません。

喉頭が下後方に移動することは嚥下では常にあることなのです。

だから内視鏡では舌癒着症という確定診断はできません。

もうひとつのパルスオキシメーターは睡眠時無呼吸症の簡易検査で使われ、血液中に酸素が取り込まれるとヘモグロビンの色が濃くなることで光学的検査をします。

赤ちゃんのように泣いていて息が止まっていると酸素飽和度は92%ぐらいになりますが、通常は99%で正常です。

何も自覚症状が無ければ皆さん正常ですし、嚥下運動で喉頭が上前方に移動して喉頭蓋が倒れて気道を塞いでいる間は呼吸していないので100%ではなく99%なんです。

だからはっきり言えば、誰も舌癒着症ではないのです。

それを説明会で危機感を煽られて信じ込んでしまうというものです。

舌小帯が短いだけなんです。

だから舌小帯を切るだけでいいのです。

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