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舌癒着症(喉頭偏位症)の癒着は無い

昨日の説明が分かりづらかったと思いますので、

癒着について

舌癒着症はオトガイ舌筋と下顎骨が癒着している

癒着というのは、炎症などで本来離れているべき組織同士が臓器、組織面がくっついてしまうこと。

手術などで傷ついた正常な組織同士を縫合すると、その組織はくっついて自然に治癒(創傷治癒)する。

しかし、治癒の過程で本来は離れている組織同士がくっつくことがあり、一般にはこれを「術後癒着」と呼ぶ。

レーザーは縫合をしないため、癒着をします。

つまり、炎症や手術をしなければ「癒着」は起こりません。

先天性の癒着はありません。

癒着といえば、癒着胎盤が有名です。

癒着胎盤・・・病理組織による分類があり、楔入胎盤・陥入胎盤・穿通胎盤の3種類。

分娩前に診断することは不可能で、分娩後の胎盤の付着組織の検査で分かる。

確定診断は摘出した子宮もしくは胎盤の病理的検討のみにより可能。

癒着した胎盤を用手的に剥離する際に大出血を来たし、それに続発する出血性ショックや 播主性血管内凝固症候群より、母体死亡の原因となる。

では耳鼻咽喉科、小児科では認められていない舌癒着症はどうでしょう?

舌癒着症・・・オトガイ舌筋と下顎骨が癒着しているので、本来は癒着部位のオトガイ舌筋と下顎骨の剥離手術のはず。

しかし、舌癒着症の術式は、オトガイ舌筋だけレーザーで切っていて、これでは縫合はしていない。

これではオトガイ舌筋の筋肉同士が癒着してしまう。

そして癒着部位には痛みなどの自覚症状が無い。

癒着しているのかどうか下顎の口腔底に内視鏡をオトガイ舌筋と下顎骨の癒着しているといる部位に挿入して、確定診断しなければならないのに、視診でしかも舌小帯の分類で舌癒着症を分類しているようだが、癒着の病態では無い。

更に癒着していると言われるオトガイ舌筋と下顎骨の病理組織が無いので癒着の分類が無い。

レントゲン、MRI画像もないようです。

舌を診て分かるのは舌小帯短縮症だけです。

以上の事から、舌癒着症のオトガイ舌筋と下顎骨の癒着は存在しない。

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