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滑舌が悪い理由

最近は女性タレントさんやお笑い芸人が滑舌を良くするために舌小帯を切ったなんて記事が載っていましたが、舌小帯を切っただけでは滑舌は良くなりません。

理由は滑舌が悪いのは

①舌小帯短縮症

②口呼吸により口蓋が深くなっている。

③いつも舌が下顎前歯の舌側にいる。

①は舌小帯切除でいいです。

②は矯正の側方拡大床で多少広がります。

③が一番厄介で舌の癖です。

③は福澤朗さんの滑舌棒つまり、滑舌棒を咥えてその後ろから発音する練習です。

本来、舌は上顎前歯の裏側歯肉に置いておくのが正常なんです。

それが下顎前歯裏側にいるため桑田さんのような発音になってしまいます。

英語の発音も“R”になるため“L”の発音ができません。(エリーのリーが“R”ということです。)

構音障害と同じなので3歳前に舌小帯切除されていればこういう練習しなくても治ります。

舌を上顎に付ける練習は“タン・スプリント”しかありません。

滑舌治療にCT活用

滑舌が悪い人にもCTを活用できます。

滑舌が悪いのは舌小帯が短い場合もありますが、それだけではありません。

舌の位置なんです。

それを発音した時にCTで撮影してどの位置に舌がいるのか診断します。

嚥下障害にもCTの活用

嚥下障害にもCTによる動画撮影ができるようなので活用させていただこうと思っています。

アサヒレントゲンのCTを23日、京都本社に行き見学してきます。

構音障害治療にCTを活用します!

構音障害(カ行・サ行・タ行・ラ行)の発音が上手くできない方に、レントゲン室苦手な発音をしてもらい、それをレントゲンCT動画で撮影する試みを計画しております。

舌が口蓋のどの位置に付いて発音しているのか診断する予定です。

構音障害が分かってから舌小帯切除は困難です

先程、赤ちゃんの舌小帯を拝見しましたが中等度なので来月もう一度拝見することにしました。

ウチは何でもかんでも切るところではありません。

地元の小児科では「自然に伸びるかもしれないので様子を見ましょう。もし構音障害になったらその時、5歳ぐらいで切ればいいよ。」と言われたようです。

医師会は舌小帯切除は禁止しているので舌小帯は極力放置です。

でも5歳児の舌小帯切除がどれだけ大変か分かっていません。

ウチは局所麻酔なのでお母さん、お父さんに手と足と押さえていただきます。

それと乳歯が全部生えているので噛まれる可能性があるためブロックをお子さんの口に嵌めます。(偶にブロックがはずれて噛まれます)

舌は上に挙げることができないためぺアンで舌小帯の先を摘みます。

泣き叫び暴れる中やらなければなりません。

麻酔が切れるまで舌が痺れているのでお子さんは面白がって舌を噛み続けます。

そのため咬傷が広範囲になり、余計痛みがひどくなります。

構音障害は切っただけでは良くなりません。

色んな練習をしてもらいます。

昨年から来られたお子さんは1年かかりました。

こういう現場を知らないのにいい加減に「様子を見ましょう。」は止めて欲しい。

舌小帯切除を診たこともやったこともない医師、歯科医師は可愛そうだから止めた方がいいなんて言わないで欲しいです。

ガミースマイル(笑うと上顎歯肉が見える)錦織圭選手

ガミースマイルは笑うと上唇が持ち上がり、歯だけでは無く歯茎まで見えてしまうものです。

ガミースマイルの原因は上顎前突あります。

タレントの明石家さんま師匠が笑うと歯茎まで見えますよね。

それと一緒です。

錦織選手は上顎前突なんですが、上唇を巻き込んで口を塞ぐ癖があったために出っ歯にならず、垂直に近い状態になっています。

当然口呼吸による上顎前突で、V字歯列弓になっています。

治療は上顎の側方拡大と口呼吸治療と舌小帯切除です。

下顎の前歯も叢生なので一緒に治せば、滑舌もよくなります。

ただ、テニスプレーヤーにオフが無いため、USオープンの前に足の手術をするということになってしまっています。

睡眠時無呼吸症、嚥下障害もあると思いますので宜しかったらウチに来てほしいなあ。

因みにヴィーダーインゼリーは嚥下障害に関係ない食品なのでスタミナがあったと思います。

ジョコビッチ選手はバナナを試合中食べますが、錦織選手は飲み込むことができないので試合中口をモグモグしていたはずです。

森永ナイスです。

錦織圭選手は睡眠時無呼吸症の可能性あり

準優勝した錦織圭選手の歯並びと舌の動きを見る限り、舌小帯短縮症による睡眠時無呼吸症の疑いがあります。

準々決勝でラォリッチに勝った時に口を大きく開けてガッツポーズを取っている写真を見ると、上顎右側臼歯部はストレート、左側臼歯部はカーブになっていました。

睡眠時無呼吸症の人は仰向けに寝ていると舌小帯短縮症なので気道に舌根が落ちて窒息死します。

上顎右側臼歯部がストレートと言うのは右側を下にして寝ている横寝です。

また口呼吸なので上顎前突でV字歯列になっていて、ガミースマイルになってしまっています。

即ち、上顎歯肉が唇が持ち上がることで全て見えています。

恐らく口蓋も深いので舌小帯短縮症による嚥下障害かな。

舌小帯異常と舌癒着症はまったく違うもの!

マイナーな話ですいません。

舌小帯短縮症は保険診療ができ、舌小帯異常が正式病名です。

そして処置名は小帯切離移動術です。

そのため生命保険でお金が返ってきます。

舌癒着症という正式名称は無く、病名からすると舌が外傷や手術によって炎症を起こし癒着してしまったものです。

舌小帯は全然関係なく、舌小帯の下にあるオトガイ舌筋を切除してしまう手術のようです。

そしてレーザーで切除して縫合せず、開放創つまり切りっぱなしが原則のようです。

また同時に舌癒着症の手術はセットで上唇小帯の上の齦頬移行部を切除する手術がもれなくついてくるようです。

当然厚生労働省で認められていませんので保険診療ではできません。

また医学的にもこの手術は認められていません。

小児科医や一般の方は舌小帯短縮症(舌小帯異常)と舌癒着症を同じと勘違いされていますが、全く別物です。

よく舌小帯切除はやらない方がいいよというブログ記事は実は舌癒着症なんです。

お間違えないようにしてください。

それと海外で行われている舌小帯切除は舌小帯短縮症(舌小帯異常)です。

乳幼児突然死症候群の原因は下顎後退症で舌癒着症ではありません

赤ちゃんで、授乳障害、吐くという嚥下障害から舌小帯短縮症の依るものと思いましたが、診察すると舌小帯に異常はありません。

舌癒着症と称しているグループでは乳幼児突然死症候群は舌癒着症が原因とされています。

舌癒着症は頤(オトガイ)舌筋が下顎骨舌側オトガイ上部に付いている異常と定義されているのにそこを切らずに何故か真ん中の頤舌筋を切って断裂させている。

オトガイ舌筋を1/3~2/3切って開放創にすることで炎症を起こし、本当の舌癒着症を作ってしまいます。

赤ちゃんのこういう状態を下顎後退位による下顎後退症といい、睡眠時無呼吸症ろ同じになり、舌が沈下している状態が続くと死亡に繋がる。

歯が生えていれば、矯正の切歯板を使って治療できますが、無歯顎の赤ちゃんでは睡眠時無呼吸症の対処療法と同じく、CPAPみたいなもので鼻からチューブで空気を送り、沈下した舌を持ち上げるというものです。

舌癒着症は頤舌筋を切る手術で保険診療では認められませんし、医学的にも正常な筋肉を切ることなので認められてはいません。

舌小帯短縮症は保険診療で、病名は舌小帯異常、手術名は小帯切離移動術となっています。

骨粗しょう症の薬を飲んでいると歯が割れる!

骨粗しょう症の薬、ビスフォスフォネート製剤を飲んでいる方注意してください!
この薬を飲んでいる方は抜歯すると骨が壊死を起こすと言われ、抜歯は禁忌なんです。
ビスフォスフォネート製剤は破骨細胞に作用し、過剰な骨吸収を抑え、骨密度の高い骨が出来上がります。
実際に割れている写真です。...
真ん中の赤い線が破折線。
こういう割れ方ですとレントゲンには写りません。(頬側から口蓋側にしか撮影できないため)
赤い丸は根っこの位置で、3本あるということです。
教則側に2本、口蓋側側に1本根っこがあるためこういう割れ方をします。
昨日この方は、富士市中央病院の口腔外科に紹介したんですが、今年に入って2人目なんです。
口腔外科の先生の話ですと、ビスフォスフォネート製剤によって骨がかなり緻密骨になって固くなってしまい、ショックアブソーバーが無くなって歯が破折するという仮説を説明されていました。
また、抜歯は3か月間ビスフォスフォネート製剤を飲むのを止めてからになります。
しかし、骨が固くなっているため抜歯が大変なんだそうです。
その後3か月間やはり薬は飲めません。
予防するには、普段から固い物は細かくして食べるしかありません。Img_25401


静岡県東部から生後2か月の赤ちゃんがいらっしゃいました。

舌小帯に異常はないのですが、下顎後退位になっているため睡眠時無呼吸症を起こしやすかったので、おしゃぶりをお勧めしました。

矯正では切歯板を使用して治すんですが、無歯顎の赤ちゃんには無理です。

また経過を見せてもらうことになりました。

ウチでは舌小帯が短くない場合は切除しません。

異常がないのに切るのは医療ではありません。

舌小帯切除後の癒着の原因

舌小帯をハサミで切除した後に縫合をしますが、ウチではバイクリルという溶ける糸を使用します。

溶けると言っても1か月ぐらいかかり、組織に吸収されるのでなく脱離してしまいます。

赤ちゃんの場合はペッと出してしまうか食べてしまいますので問題ありません。

部分癒着の原因は舌小帯の根元にある舌下小丘の舌下線と顎下線ので出口があるためその部分は縫合できません。

そこを縫合すると唾液腺の出口が無いため膨らみ、ガマ腫になってしまいます。

その時の対処法は一番下の糸を切除するしかありません。

午前中舌小帯切除すると午後には舌下部が腫れてくるケースもありました。

そしてそこの傷口が開いている部分が癒着してしまいます。

再切除できない部分なので舌を良く伸ばしてもらうしかありません。

癒着は結構体質もあるので同じ処置をしても癒着しない人はしません。

ちょうど、帝王切開で出産して次のお子さんも帝王切開しようとすると腹膜が癒着していることがあるのと同じです。

腱鞘炎の手術の痕が癒着してしまっている場合、ヒルロイドでマッサージするのとおなじです。

宇都宮から舌小帯切除にいらっしゃいました

栃木県宇都宮から舌小帯切除に50代の方がいらっしゃいました。

昨日、抜糸でしたが傷口は綺麗に治っていました。

しかし、舌下小丘に近いところに縫合したんですが、少し硬くなっていました。

舌を唇より前に出すようにしていただければ大丈夫とお伝えしました。

来月が楽しみです。

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