舌小帯(舌の裏のスジ)が無い!
昨年、ウチの患者さんがお孫さんを連れていらっしゃいました。
「先生は舌の裏のスジが専門と聞いて、孫を連れてきました。孫は遺伝子病で元々舌の裏のスジが無いんです。
お孫さんのお口を拝見すると、舌だけ動いていてスジが無い!
上に多少上がるんですが、すぐくずれてしまいます。
筋肉は、本来骨と骨を繋いで動かす仕組みです。
それがものを食べたり、発音するために舌骨が根元にあり、舌先は自由になっています。
ちょうど蛇のコブラみたくなっているわけです。
それだけだとぐらぐらしてしまうために、舌小帯というスジで舌が自由に動けるようになっています。
何番目かの遺伝子が無いと舌小帯が無いそうです。
よく「舌癒着症」というのを遺伝的疾患という方がいますが、間違いです。
舌小帯短縮症が正確な名称で、どの赤ちゃんも舌小帯は短いです。
私はこれを「初期化」と同じと考えています。
ですから昔産婆さんが赤ちゃんの舌小帯切除していたように生まれてすぐに切ってあげる方がいいと考えています。
将来、いろんな病気にならなくて済みますから。
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