« 静岡県中部からの患者さん | トップページ | 徳真会ってスゴイ! »

舌癒着症の問題点

舌癒着症は残念ながら日本医師会では認められていません。

事実、私の親戚に小児科医がいますが、「日本小児学会では舌小帯を切ることを禁止しています。」という返事をいただいた事があります。

そこまで拗れたのは、舌癒着症を唱える先生と日本医師会との間にトラブルがあったと聞きます。

それと助産院が新興宗教のように舌癒着症の手術を勧めるのも問題だと思います。

手術もレーザーでオトガイ舌筋1/3まで切るそうですが、見極めも難しいし、赤ちゃんは動きますから危険です。

そのためか以前舌癒着症の手術を受けて入院された方から相談を受けたり、レーザーで切って余計癒着して硬くなって舌が動かなくなったという方が私に相談されてきました。

そもそもオトガイ舌筋の真ん中で切ってもただの筋肉の断裂であって、舌の動きをよくするには筋肉が骨についている付着部を切らなければなりません。

レーザーで切ると傷口がパッカリと広がるだけで、本当の傷口の“癒着”になってしまい、余計舌が動かなくなります。

傷口の“癒着”を防止するには、しっかり縫わなければなりません。

私も昨年の暮れに脊柱管狭窄症の手術をしましたが、傷口はホッチキスでとめられていました。

ただし舌は根元に唾液が出る舌下小丘があるのでここを縫合するとガマ腫になってしまいます。

舌小帯も切りっぱなしではまた癒着してしまいます。

その後のリハビリが必要です。

もっと大事な事は舌癒着症ではなく「舌小帯異常」が正式病名です。

歯科では「舌小帯異常」病名で保険診療できます。

昔は富山県の桶谷さんという助産婦さんが舌小帯を赤ちゃんを取り上げた時にハサミで切っていたのが舌小帯切除の始まりでした。

近隣の方もアトピー、アレルギーも富山県の舌切り病院に行って切ってもらえば治るとされていました。

今の舌癒着症もこの当時のことをよく研究されればよかったのに残念です。

« 静岡県中部からの患者さん | トップページ | 徳真会ってスゴイ! »

「歯科」カテゴリの記事

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ