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フランス料理店

このフランス料理店には27年前に勤務していたところの院長先生に歓迎会で連れて行ってもらって以来、開業しても年に1度ぐらいウチの歯科医院の歓送迎会で利用させていただいています。

予約の電話を入れるといつも奥さんが、「先生のところの従業員さんで蟹がダメだった方いましたよね。キウィイがダメな人もいましたよね。牡蠣がダメな人もいましたよね。」と矢継ぎ早に聞いてきます。

また前回と違った料理を出してくれます。

こういうことを全てノートに書かれているようです。

お店では料理を持って来られるときに早口で説明されますが、いつも美味しいのできになりません。

中には野菜の生産地が何処とか、肉は黒毛和牛Aランクなんていう説明もありません。

いつも美味しい料理を出してくれるので幸せな気分にさせてくれます。

お客さんが少なくなったからといって「富士宮やきそば」をメニューには絶対入れません。

フランス料理屋さんだから。

お店もシェフと奥さんだけですが、お客さんが多い時はパートのおばさんがいるだけ。

では私達歯医者はどうでしょうか?

昔の歯医者は正にこのフランス料理さんと同じやり方でした。

治療の説明なんかしません。

歯医者が「いつもんのでいいら?」と患者さんに言い、“せと”と呼ばれていた“セラミック”か“金歯”が口の中にいつも入りました。

黙っていても、いつも“いいもの”を入れてくれるのでそれだけ患者さんと信頼関係がありました。

では今の歯医者はどうでしょう?

本来の診療を大学時代に実際に患者さん治療ができず経験不足なために、殆どの歯医者が代診で勤務して初めて治療します。

知識はあるが手が動かないという状態で、最初の実験台にされる患者さんは可愛そうです。

インプラント、ホワイトニング、スーパーぺリオなどの抗菌剤、エステ、整体みたいなものを手を変え品を変え取り入れているのは、経験が必要ないからです。

それと信頼関係が要らないから。

こういうことをしていけば更に患者さんが来なくなることが今の歯医者には分かっていない。

ちなみに今日の午後来た再初診の男性は5年前に来られた時に右下の根っこの治療を最後に来なくなり、今日は左奥の歯肉が腫れてきました。

彼は3人兄弟の真ん中で、上のお姉さんの長男はウチで矯正治療していて、妹さんは3年前にお子さんを出産されました。

お母さんは右上が入れ歯で、お父さんはウチで殆どの歯を被せる歯にしました。

こういう余分な事を覚えている私は“昭和の歯医者さん”です。

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