http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/asbestos/?1228105886
歯科でもアスベストリボンというものを使用していましたので、被害があると思います。
アスベストリボンは銀歯を作る過程で使用します。
歯を削って、型を取り、石膏でついで、削ったところにワックスを流し込み固めて成形して歯の形にします。
次にこのワックスをスプルー線という短いワイヤーを使って模型からはずし、円錐台という金属の上にこのワックスパターンとスプルー線を付けます。
そして円錐台を鋳造リングという円筒形の金属の筒に入れて埋没材という耐火材石膏を注ぎます。
その際に鋳造リングの内側にアスベストリボンを入れます。
その後埋没材が固まったら円錐台をはずして、スプルー線を取り除き、鋳造炉に入れます。
すると中のワックスパターンは焼けて無くなり、耐火材のなかにワックスパターンの跡が残ります。
それで鋳造リングを取り出して、ガスバーナーで熱して円錐台のあった所に金属を置いて溶かして遠心力を使って溶けた金属を中に押し込みます。
鋳造が終わるとすぐに水の中に入れます。
そして金属を取り出して完成です。
ガスバーナーで熱している時に何となくアスベストが出ている感じがします。
なぜアスベストリボンを入れるかというと歯科医師国家試験問題でも出題されていますが埋没材が固まるときのクッション代わりとか、埋没材の水分を吸って硬くするとかいろいろ説があります。
でも知らないうちに使用禁止になっています。
歯科大生や歯科技工士はアスベスト被害は大丈夫でしょうか?
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