舌小帯を切るのか切らないのか?
舌小帯切除手術の反対意見を載せさせていただきます。
皆さん、「舌小帯」をご存知ですか?
「舌小帯」は舌の裏側と口腔底をつないでいる小さい水かきのようなピラピラしたものです。
同じようなものは上唇(うわくちびる)と歯ぐきとの間にもあります(上唇小帯)。
いずれも何のためにあるのか分からない組織です。
「舌小帯」は通常は舌の後の方二分の一から三分の一についていますが、より前方に付着点が延びて甚だしい例では舌の先端まで達すると舌を前歯(歯列)を超えて出せない(もちろん下唇より外にも出せない)ようになります。
口のまわりをなめ回すことも難しくなります。
一般の方に容易に判る症状の一つは、舌を無理に突き出そうとすると舌の先端が割れてハート型になります。
以上のような舌の前方、上方への動きを制限するような舌小帯の前方への付着を称して、舌小帯短縮症と申します。
さて、上述のようなことから舌小帯短縮症があるとどんな問題が生じてくるか予想して列挙してみますと・・・
(1) 乳の飲み方がうまくゆかず健全な発育に影響を与える。
(2) 言葉の発音が障害される。
(3) 外形的な問題・・・ソフトクリームがなめられない、他の人と同じように舌が出せない
...となります。
この障害(1)(2)に対して、わが国においては30~40年、いやもっと以前より一部の産科、小児科、耳鼻科、口腔外科、歯科の医師と助産婦、看護士等の信奉者グループにより、はっきりとした医学的検証もされぬまま積極的に手術が行われてきた事実があります。
更に近年に至り、1994年国際学会にて日本の一部研究グループが乳児突然死の原因に舌小帯短縮症が深いかかわりがあると発表したことから、前述の(1)(2)に加え手術をすすめる理由の一つに突然死の可能性にまで言及するようになり、子育て中の母親の不安をよりかきたてる恐れが出て参りました。
この問題を重く見た小児科学会は耳鼻科学会の協力も得て1988年この説の真疑を確かめるべく広範囲の調査、文献検索と医学的な検討、検証を行いました。
結論を先に申しますと・・・舌小帯短縮症に対して積極的に手術的侵襲を加えることの正当性は認められない・・・と報告がなされました。
結論に至るまでの討論等については省略しますが、一般の方々に理解されるいくつかのポイントについて挙げてみます。
- 舌小帯短縮症であると気づかず成人となった例を追跡調査したが発育、知能、発語に何の問題も認められない。
- 舌小帯短縮症が当初(1~3歳時)あっても成長と共に改善されてくる。
- 舌小帯短縮症を有する乳幼児と普通児を比較観察する一部グループの主張するような発育上の差異は認められなかった。
- 小児科医に行われたアンケートで舌小帯短縮のあるなしで乳幼児の成育に差はなしという結果がでた。
- 乳幼児の突然死の原因が除々に明らかになってきている現時点で舌小帯短縮との関連が認められた報告は乏しい。
むすび:上に述べたことに私見を加えてまとめてみますと、舌小帯短縮症は放置しても殆ど問題がない。
一部の手術、治療を主張する説に惑わされることなく、必要があればセカンドオピニオンも参考に、不必要な手術(麻酔)から赤ちゃんを守りましょう。
私が唯一手術をしてもよいかと考えるのは、最初に挙げた理由(3)に基づく場合のみです。
これはある意味では「美容整形」とも一脈通ずる点がありますが、舌がより自由に突き出せることによって心理的負担やいじめの対象から開放されるなら、さしたる危険を伴わない舌小帯の手術は意義ありと思います。
手術に際しては患者(保護者)さん、医師との充分な合意、配慮が行われ、特に医学的側面と同時に心理的側面も重視されるべきと思います。
医学的根拠がないという意見のようです。
私も信奉者の1人かな?
この方の文章はご自身が実際に調査されたものでないのが問題かな?
そんなことを言えば、インフルエンザワクチンをうってもインフルエンザになるし、人間ドックにいっても病気が見つからないのと同じレベルのような気がします。
調査してから20年経っているからもう一度調査して欲しいですね。
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